クラジミアの感染と治療法

クラジミアの最新の治療法

 

最近、クラミジアなどの多種の感染症に有効な医薬品として評価されているのが、新しいタイプのマクロライド系の抗生物質のジスロマックです。日本国内では2004年5月に保険治療使用が承認されていますが、その商品名がジスロマック(ファイザー株式会社)で、クラミジア治療では1回飲むだけで効果があるということです。

 

ジスロマックは特殊な加工された抗生物質で、薬効成分は体内に長く滞留しつつ少しずつ溶け出します。欧米では既にクラミジア特効薬として評価が高く、特徴は、感染している組織内の部分での濃度が7日間という長期間持続する点です。

 

従来の治療薬なら、7日間毎日2~3回ずつ飲む必要がありました。これがたった1回飲むだけでクラミジア感染が治療できるというのですから、まさに画期的です。

 

多くはジスロマック250mgを1回で4錠、合計1000mgを一気に服用するという治療法となります。ただ注意しなければならないのは、クラミジア感染を発見して、すぐに薬を1回服用すれば、すぐに病気が治ってしまうということではない点で、飲むのは1回ですが、病気を治すためには7日程度はかかるのです。

 

従って、最低7日間が経過するまでは、セックスパートナーに感染する可能性があるということになります。もちろん完治したかどうか再検査をして、菌の消滅を確認することが必要です。稀にクラミジアが既にジスロマックに耐性を持っている場合もあるので、油断は禁物です。